現場で使われている建設業の専門用語って文字ヅラだけ見るとヤバイ!
どの業界にも専門用語(符丁)があるように建設業界にも同じようにたくさんあるよ。
その中でも普段は聞いたことないような言葉を今回は発表していくね。
◆生死を感じるような建設業界用語
・生きている
電気や水道管がまだ使える状態にあることを指すよ。
・死んでいる
逆に電気や水道管が使えない状態を指すよ。
・殺す
電気の配線や水道の配管、または溝などまだ使えるけれど不要だから始末することを殺すっていうよ。
・生きている・死んでいる・殺すを使った用例(改修工事で古い配線が残っている場合)
現場監督「できるだけコストダウンのために既存のものを使用したい。この配線は生きてるか?」
電気業者「監督このは死んでいますが、こっちの配線は生きています。ただほかの配線まで全部調べきれないので新たに配線したほうが安全だと思います」
現場監督「わかった。じゃあ、全部殺そう」
・いじめる
収まりが悪い(見栄えが悪い・又は所定の位置に入らない)場合に2つの部材でそれが生じている場合に片方を本来の設計とは違い加工して現場を収めることを指すよ。
いじめるを使った用例
大工さん「監督、この家具がこのままだとこの間に入りませんよ。どうしましょうか」
エラそうな監督「じゃあ、この間仕切りを少しいじめよう」
大工さん「わかりました」
あまり聞こえのいい言葉ではないけれど実際にはいじめられている壁や天井や資材がたくさんあるよ。
・ハメ殺し
なんだか恐ろしいことを想像するだろうけれど、この言葉は開け閉めの出来ない窓ガラスのことを指すよ。
別名FIX窓(フィックスとは動かない・固定という意味)
・逃げ(遊び)
クリアランス(間隔)と言う場合もあるよ、びっちりとした隙間のない寸法ではなくて少し余裕を持つことを逃げを見る・遊びを作るっていうよ。
・ラーメン(構造)
柱と梁から構成される構造形式のこと。主に鉄骨造で使われるよ。
なんか柔らかくてふにゃふにゃしていそうだけれどガッチリと強固な構造を指すよ。
・笑う
笑うっていうのは完全に閉じる状態を求めて設計しているのに少し開いてしまっている状態(口が開いている)ことから笑うっていうよ。
監督や先輩に「笑っているな」と投げかけられたときに「笑っていませんと」生真面目に、口をつぐんで答えると「笑ってるやないかい」って隙間を指さして怒られるシュールな状況になるから注意しようね。
・つんだかつんだか
建設業界の用語かは定かではないけれどつんだかつんだかは段ボールや板状の建設資材がたくさん積まれて今にも崩れ落ちそうな状態を指すよ。
いまでは絶対使ってはいけないけれど、業界では差別的な意味を含まず生き残っている用語もあるよ。
文字にすると差別的なものだけが浮き彫りになるから今回はやめておくね。
おしまい。
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