スーパーマーケットの窓は明かり採りやショウウィンドウ以外にも重要な役目があるよ。
スーパーマーケットの入口の横側にある大きな窓って何のためにあるか知ってる?
その前に、この窓の名称はFIX窓、またの名を
はめ殺し
って物騒なネーミングがあるよ。
このはめ殺しにはどんな意味があると思う?
明かりを採るため?
もちろん、それもある。照明だけじゃ電気代高くつくしね。
じゃあ、ウィンドウショッピング。
それもあるかもね。店内が見えないと入る気がしないもんね。
ヒントは、建物サインが火事になったときのことを考えて、火事になったら119番に電話するよね。
そしたら、消防隊の人がやってくる。建物が燃えていたら消防車からホースで水をかける。
萌えている建物にまだ人が取り残されていたら・・・・
そう、答えは消防隊の方が建物の中へ進入するための窓なんだ。
第5条の2(避難上又は消火活動上有効な開口部を有しない階)
令第10条第1項第5号の総務省令で定める避難上又は消火活動上有効な開口部を有し
ない階は、11階以上の階にあつては直径50センチメートル以上の円が内接することが
できる開口部の面積の合計が当該階の床面積の30分の1を超える階(以下「普通階」と
いう。)以外の階、十階以下の階にあつては直径1メートル以上の円が内接することができ
る開口部又はその幅及び高さがそれぞれ75センチメートル以上及び1・2メートル以上
の開口部を2以上有する普通階以外の階とする。
なにやらむずかしいくてチンプンカンプンになるけど、消防活動がスムーズに行えるように一定数の開口部(窓、ドア、シャッター等)を設けなさいってことを言ってるよ。
壁だらけの建物では災害が生じた場合、中へ入ることができないから一定数の面積の特定建築物には必ず窓や開口(シャッター、ドア等)があるよ。
あッ、特定建築物っていうのはね、不特定多数の出入るする建物のこと,たとえば学校、スーパーマーケットなどのお店、大きな事務所、図書館、博物館、ホテルや旅館などをいうよ。
話を戻すと消防隊の人が建物の中へ進入できる開口部がない建物の中へ進入ことを無窓の建物って言い方をして消防法に準じた開口部を設けた建物を無窓の建物っていうよ
消防隊の方が進入できない建物の場合
災害時に建物の中へ入れないとなると、人命救助が困難になるよね。だから火災時に建物の中を消火できる屋内消火栓設備や天井からシャワーのように水が噴き出るスプリンクラー設備っていうものが必要になってくる。
でもね、設備投資に半端じゃない金額になるから建物の持ち主は極力コストダウンを図るため消防隊の方が簡単に建物内に進入できるように窓ガラスをたくさん設けることになるんだ。
今回の無窓って言葉は消防法の無窓で建築基準法って建物の規則で無窓って言葉もあるから、また説明するね。
おしまい。