福岡県の柳川の郷土料理イソギンチャク(ワケノシンノス)の唐揚げを食べたよ。あさりの旨味凝縮の絶品!福岡県柳川市【夜明茶屋】
イソギンチャクって食べられるの知ってた?
福岡県柳川市ってドジョウを使った「柳川鍋」で有だなって思って現地へ来るとドジョウよりも鰻のせいろ蒸しを扱ったお店が多いよう。長期出張の間には一度行ってみなきゃ。
でも今夜は魚が食べたいなとネット検索。
すると鮮魚店を併設した情緒たっぷりの食堂を発見!
お店の名前は夜明け茶屋
「有明海をいただきます」とのタイトルで画面を見ていると聞いたことのないメニューの品がたくさんある。
有明海は最大の干潟で珍しい魚介の宝庫らしくて一例を上げると
クチゾコ(舌平目の仲間)
マジャク(アナジャコ)お店の説明だと「宿のないヤドカリ」だって
ワラスボ(写真を見ているとエイリアンみたい)
エツ(カタクチイワシの仲間)
ワケノシンノス
・・・何?ワケノシンノスって料理の写真を見ていると黒くて小さなトリュフみたいだけど
ワケノシンノスって方言で意味は・・・
「若者の尻の穴」を意味するんだって。若者と老人の尻の穴の違いなんて考えたこともなかったけれどイソギンチャクを想像すると・・・見た目は何となくイソギンチャクの形状から想像できる・・・若者の・・・やめとこッ。
見つけた、良さそうなお店!これぞ出張の醍醐味
仕事の疲れを癒すべく、すぐさま夜明け茶屋に歩きで足を運ぶ。だってたくさんお酒を浴びるほど飲みたいから。歩くこと30分くらい、距離にして2.5キロくらい。通りから奥へ入ったところで食堂の入口は併設した魚屋さんの奥にあった。
で、とりあえず、ビールからのワケノシンノスの唐揚げとマジャク(宿のないヤドカリ)を注文。
ワケノシンノス(イソギンチャク)って美味しいの?実食。
見た目はゴツゴツとした黒い塊で小さなトリュフのような風貌。
アツアツのうちにと出来立てをひとつ食してみると・・・・
ナマコよりは少し柔らかいぐらいのコリコリとした歯触りに味わいはというと見た目からは程遠い旨味の凝縮。アサリを凝縮したような旨味が口の中に広がる。
「こりゃあ、旨い!」と続けざまにビールを呷る。日本酒でも美味しいだろうな。
若者の尻の穴の若者に当たるところはコリコリとした食感を若々しさに例えているんだろうな。
これは癖になる味!
他の調理法としては味噌煮は柳川の家庭でもよく食べられている郷土料理らしいよ。
店員さんは丁寧に説明してくれるし愛想もいいし、おまけにお店も雰囲気も抜群!
柳川市へ来たら、ドジョウや鰻のせいろ蒸しもいいけど、イソギンチャク(ワケノシンノス)が若者の尻の穴かどうかぜひ食べに行ってほしいな!
おしまい。