丸亀製麺をブランドに持つトリドールの店舗展開のうまさは地元人気店のなりすましにあり。
トリドールホールディングスの最初の飲食店は焼鳥屋さんがはじまりです。
名前もトリドール、今のトリドールホールディングスの由来が店名です。
いわゆる大衆的なカウンターとテーブル席わずかな小店舗ではなくレストランチェーン店程度の大きさで本格的な焼き鳥を味わえるお店でした。
その時のお店の構えはリーズナブルでありながらも若者もデート使える和モダンで地域ならではという雰囲気ではなくどの地方にあっても違和感のない最大公約数の交わる輪っかのなかにおさまるようなデザインの店舗でした。
丸亀製麺の一号店は兵庫県加古川市で香川県とは一切関係なし
へぇ、そうなんだてっきり本場、香川県だと思ってた。
その焼き鳥屋【トリドール】も少しずつ影を潜めその代わりに台頭したのは【丸亀製麺】でした。
当初、丸亀製麺が出来始めたころトリドールのブランドとはわからずに香川の丸亀というちほうからの讃岐うどんお店のチェーン展開の店だとばかり思っていました。
ここからがトリドールホールディングスの快進撃の始まりです。
しばらくして丸亀製麺が讃岐うどん発祥の地ではなく兵庫県が発祥ということから
当時は丸亀製麺は実は丸亀と全く関係ナシ問題で問題になったようで讃岐うどんの地元香川でお店を展開するも苦戦を強いられ讃岐の文字を外せと度々炎上が怒ります。
しかし、今や日本を代表する讃岐うどんチェーンになり海外にまで進出しています。
地元ではないと叩かれたなりすまし商法こそトリドールホールディングスの戦法だ!
その他飲食店を多く展開しています。
その中でも丸亀製麺と同様に地元になりすましたお店がいくつかあります。
神戸直製麺 長田本庄軒
今は神戸に本社を移し地元ではありますが店名に地元感を強く打ち出しています。
長田本庄軒の長田とは神戸市の下町の長田区を表しています。その地域では「ぼっかけ」とよばれる牛スジ肉とコンニャクの煮込みが地元下町グルメでありそれを主力商品とし地元感を強く打ち出しています。
オープンキッチンの鉄板カウンターでライブ感があって昼には行列ができているよ。
揚げたて天ぷら定食 まきの
揚げたての天ぷらを揚げた順から一品ずつ提供していくスタイルは佐賀県鳥栖市にある天ぷら まきに似ています。店舗の内装はトリドールの天ぷら まきのは高級店のような内装で本家は大衆的な作りで違いはありますが商売のスタイルにていて、店名も寄せてはいないだろうかと勘ぐってしまいます。
天ぷら まきは超長いカンターのみの大衆的な天ぷらやさん、ホームページはないから食べログで確認してみて
ハワイアンカフェ コナズ珈琲
うどん屋さんがまさかハワイアンカフェまで展開しているとは・・・
大企業のなせる業か、ハワイから進出してきたようなデザイン力、これは焼き鳥屋のトリドールしかない時代にでも感じていました。
他のトリドールのブランドにも通底していますが視覚的な効果を最大限に活かしてそのグルメ発祥の地から進出してきたかのような徹底ぶりです。
また別の面でもホームページで地元演出がうかがえる文言が確認できます。
効率化が進む「食」の世界で、あえて人の温もりを意識した接客や、
オープンキッチンがもたらす手づくり実演の”熱気
この敢えて非効率にしたりオープンキッチンによる実演の熱気こそが地元演出、例えば店頭での製麺、長田本庄軒での鉄板カウンター席、天ぷら まきのでの揚げたてから順に提供していくスタイルこそが地元になりすますステルス商法ではないだろうか。
これからの新ブランドはどうなりすますか待ち遠しいね!
おしまい。