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『睡眠時無呼吸症候群患者』大きな声じゃ言えないけど一応、一級建築士。けれど本業そっちのけの雑記ブログ

病気 睡眠時無呼吸症候群(SAS)体験記。原因は骨格と鼻中隔湾曲症(施術済み)と少しの肥満

CPAPマスクのイラスト

警告! 睡眠中のいびきを甘くみないで!これからのボクの体験記に似た症状の人はすぐに検査に行きましょう

 

まだ睡眠時無呼吸症候群の自覚がない時点から普段眠くて仕方なくて長距離の移動の際は1時間ごとにサービスエリアで10分程度の仮眠を取り再出発。事務仕事でも昼休憩は必ず机にうつ伏せて仮眠していました。

盆休みやゴールデンウィークや正月などの長期の休日では寝坊で遅刻してしまったり、車内旅行での早朝の出発では寝過ごさないように前日から事務所に泊まり込むなどの対策をしていました。

この時点では自分は何でだらしない人間なんだと落ち込んだりしました。

 

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いびきは痩せていた時代から周りから「苦しそう」ないびきでウルさいと言われていた。

社内旅行でも雑魚寝の場合は疎ましらがれ、お酒が入ればさらにいびきがうるさくなるものだから毎回できれば参加したくないなぁと楽しめないものでした。

ほれにこの頃は毎日が気だるくて心も疲れていました。

 

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なんで何事に対しても億劫なボクが病院に検査にいこうと思ったの。

さきに言ってしまえば死んでしまうとおもったから・・・

この一言に尽きる!

この頃は一人暮らしで朝起きるのが困難で目覚ましをスヌーズで繰り返しなんとか起きれるほどで枕はヨダレの海で毎日、喉がカラカラでした。

ある晩いつものように就寝するところから病院に検査に行こうと決心した出来事が始まります。

そもそも睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん、Sleep apnea syndrome; SAS)とは、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる疾患である[1][2]。

概要
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)、中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)、これら2つの混合性睡眠時無呼吸症候群、この3つに分類される。OSAが最も一般的である[1] 。OSAのリスクファクターには、肥満、家族の病歴、アレルギー、咽頭扁桃肥大(アデノイド)などがある[3]。

治療は、生活習慣の改善、マウスピースや呼吸機器の装着[4]、手術など[1]。生活習慣については禁酒、減量、禁煙、睡眠姿勢など。呼吸機器ではCPAP装置の装着など[5]。治療しない場合、心臓発作、脳梗塞、糖尿病、心不全不整脈、肥満、交通事故などのリスクが増加する[1]。

OSAの有病率は、成人で1-6% 、小児で2%ほど[6][7]。男女で有病率に差はない[6]。全ての年齢で起こり得るが、最も一般的なのは55-60歳である[1][6]。CSAの有病率は1%以下である[8]

ウィキペディア:睡眠時無呼吸症候群より

みんなも同じ経験したなら絶対に検査に行くべき

眠りが浅いものだから、いつも嫌な夢ばかりを見て途中で起きるのが日課でしたが、その夜は夢の中でうなされながら起きることなく苦しんでいたと思われます。起きることなく息苦しくてもがき苦しんだ末にガバッとベッドから上半身を起こし大きく口を開け激しく呼吸を繰り返し、

死ぬかと思った。

お風呂で溺れる事故のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

初めて死を肌で感じてまだまだやり残したことがたくさんある。まだ生きたい、

とその日のうちに今までダラダラと睡眠時無呼吸症候群の検査をできる病院に当日電話しました。

睡眠時無呼吸症候群の検査までの流れ

電話してからの行動は今までになくスムーズで今思えば身体的にも精神的にも大きく改善される大きな一歩でした。

まずは病院に行き問診から始まります。

随分と前のことですから詳細はおぼろげで省略しますが問診の結果、睡眠時無呼吸症候群の症状が考えられるということで1か月後に一日入院検査の運びとなりました。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査当日

夕方から美容室に入り病院で支給された寝巻きに着替え、早めの食事、それから心電図や他を計測するために上半身の腕や指も含めてあらゆる箇所に配線がつなげられ人造人間のよう。

病院の方から寝ていいですよと言われても寝れそうにないので手始めに軽めの睡眠導入剤を処方され、うつらうつらとはしましたが身体中の配線が気になり眠れず、それではと処方された睡眠導入剤では、飲んだ直後の意識もなく朝まで眠り続けたようです。

起きた時間は早朝5時頃で身体中の配線を取ってもらい、そのまま一旦自宅に帰ってから仕事に行きました。

無呼吸症候群(SAS)検査結果は思っていた以上に重症。

1ヶ月程度経ったころ結果を聞きに病院に行きました。

診察室で結果の用紙をまじまじと見つめてからの先生の第一声は

「今まで苦しかったでしょう、毎日ほぼ徹夜状態ですね。睡眠時無呼吸症候群の重症です」

信じられない事にこの時に感じた事は安心感でした。

寝坊助でだらしないと思ったいた自分自身が実は病気だったこと、おかしなように感じるでしょうがカテゴライズされたことにどれだけ安心を覚えていたことか。病気だと判明すれば改善の余地があるのだから。

ボクの無呼吸症候群(SAS)検査結果重症度はキングオブ重症

先生の説明は続きます。

「一時間に30回以上息が止まれば重症です。あなたの場合は1時間に80回近く息が止まっているようです」

 

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CPAPで人生が変わる!?

先生からここれからの治療について説明を受けます。

CPAPという機械で調整しながら強制的に鼻に空気を送り込み睡眠を改善してき、その機械のリース料と結果を定期的にみるため1ヶ月に1回病院に問診にくる必要があるという事でした。

後日CPAP のメーカーから直接電話へ連絡が入り自宅でCPAPの取り扱いの説明がありました。

ボクのCPAP は国内メーカーのテイジンそう、「だけじゃないテイジンテイジンです。というところでしたが病院によって扱いが違いフィリプスという海外製品のものもあるようです。

 

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・目覚めがスッキリで日中の動きが変わる。

CPAP を取り付ける夜、眠る前に一度取り付けた姿を鏡で確認してみるとまるで「コォー、コォー」と空気音をたてながらマスクをしている姿はまるでスターウォーズのダースベイダー

顔は違和感だらけで眠れるんだろうかと心配をよそにスッと眠れたようでした。

すると、どうでしょう!

今まで味わったことのない爽快感。倦怠感は一切なくスッキリで、あの日の感覚は今でも忘れられません!

注意、根本的な治療ではないのでしばらくCPAP をつけないでいるとまた元に戻ります。

 

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お酒をたくさん飲んだ日や鼻詰まりのときには鼻に強制的人間送り込まれる空気に違和感を感じて眠ってしまった翌日はいまでも少し気だるさを感じます。

・仕事や勉強が捗る。

目覚めがスッキリするから当然のことだけど、今までもの前の視界を遮るもやのようなものが晴れて心がモノクロから総天然色!

行動するときに二の足をいつも踏んでいましたが(もちろん性格上もあるけれど)考えが幾分か前向きになったようです。

うつ病だと思っていた性格が劇的に変わる(あくまでもボクの場合)

睡眠時無呼吸症候群の症状は鬱病に似たところがあります。例外に漏れずボクもそうでした、もともと小さいころから引っ込み思案でネガティブな方だったけれど社会人になってそれに拍車をかけるような仕事量で(いわゆるブラック企業)で常に気が滅入った状態で小さなミスの連発で、記憶力も悪く自分の能力の低さを呪っていたものでした。CPAPの装着で心身ともに改善した今から思えばそのミスも眠たさから来ていたもので、自分は鬱ではないかと疑っている人で毎日眠気が日中襲ってくる人はためらわずの病院へ一度検査に行きましょう。

大げさではなく人生変わるかも!

下記の症状のある人は検査に行こう!

下記の症状がある人は無呼吸症候群の検査に行こう!
  • いびきがうるさく変則的
  • 朝起きたら喉がカラカラ
  • 長時間寝ても常に眠たい(眠りが浅い)
  • 朝起きたら枕がヨダレの海になっていないかな?
  • 日中、気だるくて眠気がある
  • 長距離運転の途中で意識が途切れる
  • 眠気が常にあり自分が鬱かもしれないと思っている人

ボクの場合は一つの原因で睡眠時無呼吸症候群ではないみたい

ボクの場合、3種類の原因があります。(自分調べ)

  • 鼻中隔湾曲症という2つの鼻の穴を隔てる軟骨が曲がっているために片方の穴が塞がり気味で呼吸がしずらい(鼻中隔湾曲症手術済み)
  • 顔平たい族に属している。アジア人は欧米人と比べて顔の凹凸が少なく、特にアゴが小さいため気道の確保が困難
  • 少し肥満気味

鼻中隔湾曲症は施術済みで肥満もダイエットをすれば解消できるだろうけれど顔の作りはどうしようもない。

 

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気道を確保するための喉の手術はあるみたいだけれど、そこまではする気はなく、今後一生CPAPにお世話になる所存でございます。

気になる方は小さな一歩で大きく人生が変わる!その気持ちでためらわずに検査に行こう!

おしまい。