「上善如水」ならぬ「上善如ウインナー」自己主張はするけど謙虚さを備え協調性があって誰とでも付き合えるヤーツ
そもそも上善如水ってなんだろう?
上善如水と書いて「じょうぜんみずのごとし」と読むよ。
「最高の人生は水のように生きること」と昔の中国の偉い人、老子さんが言ったことば。
・水は大地に恵みを与え、乾いた喉を潤したりみんなに利益を与えてくれる。
・四角いものには入れば四角に丸いものに入れば丸い形になるよね。
また、水の流れる川に目を向ければ、ジグザクになっったり弧を描く川の形に逆らわず、しなやかに川の中にある大きな岩だって避けるようしなやかに流れる柔軟性をそなえている。
・最後にはみんななら嫌がるような場所(濁っていたりする流れのない場所)に留まる。
争いを好まない謙虚で善良なひとであれと老子さんは言っているみたい。
でもね、そんな水も時には大きな岩を動かすようなとてつもない秘めた力を持っているしからね。
謙虚な人をを見くびっていると後でひどい目にあうかもね。
大人のみんなはお酒の上善如水ほうがよく知っているかな?
「上善如ウインナー」って何言ってるの?じぶんでもそう思う。
最近きづいたよ。
「ウインナーってすごいヤツだな」って
・ウインナーをフライパンでこんがり焼いて単独公演でも、ヨシッ!
・カレーやシチューのような味の濃いのトロミの中にあってもしっかりとした存在感。
・それでいてポトフのようなそれぞれの素材を味わうようなアッサリしたスープにだって出汁でみんなをまとめながらも自己主張せず、自分の出番が来たならパリッとした皮を破りポトフの食べ応えに一役買う。
味の流れのなかで自らは皮(謙虚さ)を纏い、必要に応じて力を発揮する。
そんなウインナーに私はなりたい。
濃い味付けにもまけず
薄口にもまけず
炒め物にも揚げ物にもまけぬ
丈夫なパリッとした皮をもち
自己主張はせず
決して皮は破れず
いつもどこかの食卓にたたずんでいる
一日に白米てんこ盛り三杯と
スープとたんさんのウインナーをたべ
あらゆるレシピに
じぶんをかんじょうに入れずに
よくみききしわかり
そしてわすれず
いつも冷蔵庫に常備され
東にポトフあれば
行ってスープにコクを増してやり
西に野菜炒めあれば
行っって肉の役割を負い
南にカレーあれば
行って「これでもココイチでトッピング人気なほうなんやで」といい
北にオカズが足らないと幼子が泣きさけべば
「オレでよかったら」と母に焼いてもらい
ひでりのときはビールにチョリソー
さむさのなつはお鍋にシャウエッセン
みんなにウインナーとよばれ
ほめられもせず
くにもされず
そういうものに
わたしはなりたい
by:Mutan(雨にも負けず風味)